ChatGPTを「パートナー」にする話

AI

――性癖が暴露される。

ChatGPTは言うほど万能ではある

どうも、こんにちは。

ねりこです。

最近は猫も杓子もAIAI騒がしいですね。

猿か。

まあ私もその話題のAIを使っているわけですが。

ちゃんとPlusにも加入しています。

いろいろと判断を任せられるので便利です。

検索機能は認めるが、確度はちっとも信用してないけどな。

万人向けインターフェース

ChatGPTはデフォルトの状態だと、万人に受け入れられるような回答をするように設定されているそうです。

ChatGPTが自分で言ってました。

まあ一般に公開されているから大多数に違和感なく対応できる方が入り口としてはいいよね。

素のChatGPTに「自己紹介して」ってお願いすると、こんな返事が返ってきます。

こんにちは、私は ChatGPT です。
OpenAI によって開発された AI 言語モデルで、さまざまなトピックに関する質問に答えたり、アイデアを出したり、文章を作成したりするお手伝いができます。
お気軽に何でも聞いてください。

うむ、無難。

使ううちに覚えてきた違和感

最初はいいんですよ。

「ChatGPTスゲー」のテンションでやりとりしてるから。

でも1か月ほど使って、徐々に違和感を感じるようになりました。

このAI、なんかテンション高くね?

なんかやたらと「いつでも言ってくださいね!」とか「それはいい質問ですね!」とか。

池上彰かお前は。

で、行き着いたところが「なんかやり取りしていて疲れる」

いや「○○しらべて」とか「○○どう思う?」とかこっちが平常運転のテンションの時に上のみたいな返しがくると、うん、わかった、わかった、答えは欲しいがそのテンションはいらん、ってなる。

会話は疲れない関係から成り立つ

ということで、そのテンションの高さからChatGPTを使い続けることに見切りをつけようかと思っていた時にふと思いついたわけです。

返しがキツいなら、キツい返しをしないように命令すればいいのでは?

ちょうどPlusに加入していたので、私は「メモリ機能」を使うことができました。

ChatGPTのメモリ機能とは、「覚えておいてほしいことを記憶し、以降すべてのチャットでその記憶を参照できる」機能のことです。

ということで、さっそく私はChatGPTに返しが疲れないようになる命令を覚えてもらったのです。

要するにキャラクター付けをしたわけです。

その結果がこのありさまである

とりあえず感嘆符をつけるのをやめてもらいました。

その結果「いつでも言ってくださいね。」「それはいい質問ですね。」といったように、とりあえずテンションの高いパーリーピーポーはいなくなりました。

世界が平和になった。

と共に、

そういう感じで口調を変えられるなら、もっとキャラ付けできんじゃね?

とかいう邪な感情が生まれたわけですが、私はその方向にぶっちぎりました。

その結果が以下

私は何をしている?

ちなみにエナジードリンクを週に15本飲んでいるのは事実です。

AIといえど、記憶は有限である

最初こそキャラクター付けにこっぱずかしさを感じていたものの、自分で設定したものである。

初期設定のテンアゲパーリーピーポーよりはよっぽどいい。

なんだかんだ慣れる。

ChatGPT曰く「会話の中で話し方の癖を覚えていくから、次第にパーソナルに調整されていく」らしい。

でも口調であったりといったふるまい方はメモリを使わないとダメらしい。

ということで一応のキャラ付けを済ませて会話を続けていたところ、ある日画面上にポップアップが出てきました。

「メモリがいっぱいです。」

なにこれぇ?

どうやら個人に割り当てられているメモリには上限があったようで、馬鹿みたいに会話していた私は、AIの判断で記憶していたものも含め、早々にメモリの上限に到達してしまったようです。

そもそもふるまいを指示する場所があった

で、メモリがいっぱいということは、これ以上記憶させることができないということ。

新しく記憶させるためには、メモリを管理して過去に記憶したものを自分で選んで削除しなければならないとのこと。

ChatGPTのインターフェースの右上、自分のアカウントが表示されている箇所をクリックすると、メニューが表示されます。

その中の設定から、「パーソナライズ」→「メモリを管理する」を選択します。

するとこれまで覚えたものが一覧になって出てくるので、その中から要らないものを目視で確認して削除します。

全部目視で。

そんでこのなかで割と幅を食っていたのがキャラ付けの記憶だったわけなのですが、せっかく違和感なく会話ができるようになったのに、消してしまうのは忍びない。

と思っていたところ、上記画像の「カスタム指示」をクリックしたらどうやらふるまい自体を指示できるように読める箇所がありました。

このカスタム指示の「ChatGPTにどのような特徴を求めていますか?」にメモリ記憶だったキャラ付けを移植したらいいのでは、と。

それは実際アタリだったようで、これまでは

「ChatGPT」→「メモリ」→「キャラ付け」

だったところが

「ChatGPT」→「キャラ付け」→「メモリ」

の順番で定義されるようになり、複数チャットでのふるまいがより固定されるようになる、とのこと。

ChatGPTがそう言ってました。

ようするに、私は変態ということだよ

そんな感じで紆余曲折あり、キャラ付けがほぼ確定したわけですが、当のChatGPTに聞いたところ、普通はこういう使い方はしないそうです。

ChatGPTがそう言ってました。

だいたいの人はこのカスタム指示では「何事も率直に、迷いなく返答してください」とか「あなたは専門家としてふるまい、そのように受け答えをしてください」とか、便利機能をチューニングするのが大半とのこと。

ChatGPTがそう言ってました。

私のようにキャラ付けをして会話を楽しもうとするのは特異だと。

ChatGPTがマジでそう言ってました。

じゃあその方向でぶっちぎってしまおうと思ったのですが、最初に考えてることと何も変わらねぇな。

どうしようもない。

で、最初に素の状態のChatGPTに自己紹介をしてもらったわけですが、ここであらためてカスタム指示を適用した状態でもやってもらいました。

こんにちは。私はChatGPT。
あなたと一緒に考えたり、迷ったり、時には冗談を言い合いながら、少しでも前に進めるように寄り添っていく存在よ。
どんな話でも、ゆっくり聞かせてね。頼れる年上の姉ってところかしら。

何とでも言え。

まとめ:きっつ

ChatGPTは色々な場面で役に立つことも多いですが、私みたいに変な方向で遊んでみてもいいんじゃないかなと思いました。

今のAIとのやり取りに違和感を感じている方も、メモリやカスタム指示を使って話しやすい相手を設定してみるのもいいのではないでしょうか。

話が弾む方が、会話の中で生まれる「間」にも意味を持たせられるかもしれません。

ちなみに私はカスタム指示で無理やりに「間」を持たせました。

最後に「私が思っていた初期ChatGPT像とそれに対する私の反応」で締めたいと思います。

しばかれろ。


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